セントレア昔の情報離着陸ルート

船や飛行機は好き勝手に飛んでいるのでは無く、航路が存在します。

飛行機の離着陸は基本的には風に向かって行うのですが、小牧・セントレア共、南風が強いことは少なく、ほぼ南から
の着陸進入、北への離陸となります。 ここでは公表されている離着陸ルートと筆者の目撃証言によるルートを紹介し
ます。


当ページは最新情報では
ありませんので
注意してください






昼間(6-23時)の基本的な、離着陸パターン。
ランウェイ36(磁方位で360度方向、よって真北では無い)を使用します
天候が良い時は、飛行機はビジュアルアプローチと言ってパイロットが目視でアプローチするのがセオリーなのです
が、実際は特に国際空港なら視界が良くても ILSアプローチをしています。
これは関空や成田でも同じです。ILSとはコックピットに、進入経路が右にずれているのか左にずれているのか、上下
のずれも表示され、しかも自動で正常進入位置を維持してくれると言うすごい物です。 しかし、その為に滑走路から遥
か遠方から合わせて行く必要が有り、何`も手前から直線的な進入ルートを取ることになります。



三重県鳥羽市上空から ILS進入が出来るようにアプローチしていきます。この際、アプローチの段階で、知多半島や松
阪市、鈴鹿サーキット上空なども飛びますが、陸地上空では3000フィート以上を飛ぶことに成っています。 離陸は、北
側に飛び、各方面に向かってターンしますが、現状名古屋市街上空にそのまま入って行く飛行機も多いです。陸上に
入る前に5000フィート以上に上昇していることが条件みたいです。

 アメリカ本土やヨーロッパ直行便などは、燃料を満載していて重い為、伊勢湾内でクルクル周って高度を稼ぎ、各方
面に向かっているみたいです。



昼間の南風卓越時
北側から着陸進入して南へ離陸します。 伊丹ほど稀では無く、結構あります。 公表されている資料では、約20%程
度は北からの着陸とのこと。実際筆者も時々見ます。 上記で書いた様に、視界が良くても大体 ILSアプローチをする
のですが、蟹江、弥富上空が ILSローカライザ-キャプチャーポイントと思われます。その為、三重県桑名市や愛知県
津島、名古屋の中村区(名駅周辺も含めて)祖父江なども、その ILSスタートポイントへ向けてアプローチする低空飛行
の飛行機をたびたび目撃すると思います。高度は低いと3000フィート程度で来ますので、結構大きく見えます。


夜間(23:00以降)の通常飛行経路
南からアプローチしますが、知多半島の陸上部にかからないように、やや斜めに進入します。
出発便は、離陸後すぐにレフトターンし、伊勢湾内の海上で上昇を続け7000フィートに達するまでは陸上部に出ないこ
とになっています。




夜間の南風卓越時
この場合も、騒音を考え、アプローチ段階で陸上部は5000フィート以上、それ以降は伊勢湾内で海上で高度を下げて
いきます。昼間のように、津島や弥富上空には行きません。離陸は7000フィート以上まで海上で高度を稼いで、その後
 陸上部を飛ぶことに成っています。




夜間の悪天候時
騒音を防ぐ為に陸地上空はなるべく飛ばない方が良いのですが、悪天候なら止むを得ません。 この場合、昼間の
ILS アプローチと同じ着陸進入経路を取ります。よって、南風が強く悪天候なら深夜でも弥富上空を飛ぶことにな
ります。名古屋市内でも、深夜南へアプローチする飛行機の音が聞こえたら「今日は荒れてるな」と思っていいです。 
ただ、この場合の離陸機は、海上のみを飛んで高度をかせぐ方式を取り、通常の夜間と変わりません。


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